心が・・・
胸が・・・
心臓が・・・




張り裂けそうだった。




夏梅の歩幅に合わせて
ゆっくり歩く。

俺の後をついてくる夏梅。


たまらなく緊張する。




「ホットミルク飲んでいい?」



沈黙に耐えられなかったのか、
夏梅が急に聞いてきた。



当たり前のことなのに、
なんだか不思議だ。




「うん。いいよ」