「･･イスに･･えっ？
　あ・おい、、ちょ、、。」


先生はすぐに私の涙に気付き、慌てて自分のズボンからハンカチを取り出した。


「いちお洗濯はしてあるから、きれいだから、、」


私を笑わせようと思ってくれてたのかもしれない。
先生はハンカチを私に差し出しながら、そんな事を言ってた･･･。



先生に渡されたハンカチを握りしめる。

そのハンカチを、ポタポタと涙が滲ませていく。

一度緩んでしまった涙腺はなかなか止まる事もなく、

しばらくの無言を、

先生と私の間に作った。。。