「「はぃ!!」」


元気に返事をしてくれた二人を受付へと案内し、私はジムの説明をする。



「・・・ってな感じなんだけど?」

「わぁー、入りたい!!
 さっちゃんはどうする?」

「私も入るー!!
 ・・・痩せますかっ?!」

「えぇ。
 頑張って通えば、必ず効果は出ると思うよ。」


22歳の私は、

高校生の彼女達を見て、素直に可愛いと思った。



「「じゃ、入ります!私たち!!」」

「・・・早ッ!!
 でもね、まだ二人とも未成年だから、親の承諾書とかが必要なのね。 銀行の、月謝の手続きもしてもらわないといけないし。 書類揃えるから、家の人とも相談してから手続きしに来てくれるかな?

 すぐ、書類用意するね!」


そう言って、私は席を立ち、書類の入ってる後ろの戸棚を開けた。


「手続きして、その日から利用って出来るんですかー?」

「うん。 大丈夫よ。
 レッスンも受けれるから、もし受けたいのがあったら、少し早めに来てくれると・・・」


書類を探しつつ、質問に答える。



「さっちゃん、いつからにする?」

「え~・・・、明日からッ!!」

「あ!
 でも、明日は情報の課外が放課後無かったっけ?」

「あー、そうだ!
 明日は情報があった!!」


書類を集め、私はくるりと彼女達の方へと向いた。


「ねぇ・・・?
 情報って、、、二人とも商業学校とか? 私は複合だったけど、情報管理科だったのよ~。」


地元ではないので、

制服だけでどんな高校なのか分からない私は、彼女達に訊ねた。