ずっとずっと大好きな人

「ねぇねぇ、愛子ちゃん」

みっちゃんが1人でお絵描きに夢中になっている時、大希くんがそう声を掛けてきた。



「ん? どうしたの?」

私が首を傾げて訊くと、大希くんはニコニコと嬉しそうに言った。

「イトコ同士って、『ケッコン』出来るんだよね?」



えっ?



「大希くん、何処でそんな話、聞いたの?」

「今日、幼稚園でカズくんが言ってた」



ん~……それって、幼稚園児の会話?

まぁ、間違ってはいないけど。



「うん、そうだよ。でも、どうしたの、突然そんな話をして?」



あれっ?

私が訊くと、大希くんが私の手を、ギュッと握った。