一晩寝たおかげで、会った瞬間に愛子を抱き締める事は無かったけど、愛子に触れたくて、俺の手はソワソワしていた。 合流して、2人で神社へ向かっていると、愛子は手袋を忘れたようで、自分の両手に『ハァ』と息を吹きかけていた。 吐く息が白くなるこの季節に、手袋が無いのは寒いよな。 俺は愛子の手を握り、そのまま俺の服のポケットに手を突っ込んだ。 恥ずかしがり屋の愛子だから、嫌がるかと思ったけど、一瞬ピクッと反応した後、俺の手を握り返してきた。