その表情を見て、現実である事を理解した俺の心。 夢、じゃない! そう思ったと同時に、急に胸の奥底から熱いものが込み上げてきた。 マズイ、涙が出そうだ。 俺は必死に平常心を保とうとした。 だけど……。 「剛? あのね、好きだよ」 愛子はさっきよりも大きな声で、俺にダメ出しの3回目の『好き』を言った。 ヤベッ! とうとう涙が零れてしまい、慌てて顔を隠すようにしゃがみこんだ。 俺って、どんだけ愛子が好きなんだよ。 愛子に『好き』って言われただけで泣くなんて……カッコ悪っ!