「何を? なんの答え?」 ん? 俺が心の中で覚悟を決めていると、愛子が怒った口調でそう言った。 「私、あんたに何か答えを出さなくちゃいけない事って、言われたかな?」 「愛子?」 キレてる? なんで急にキレたんだ? それに、怒っているのに、なんだか泣きそうな感じの表情もしている。 そして愛子は、そんな複雑な表情のまま、続けて言った。 「中3からずっと、剛は私にハッキリ何も言ってくれてないよね? それで、私には何か答えを求めるの? それっておかしくない?」