でも。 ガバッ 愛子はその言葉に反応して体を起こした。 「チッ」 思わず舌打ちをしてしまった。 愛子がビクッとして、俺を見た。 「なんでずっと起きなかったのに、このタイミングで起きるんだよ……襲えなかったじゃねーかよ」 そんなに俺がイヤなのか? 「剛! ふ、ふざけないでよ!」 愛子は怒ったのか、そう怒鳴ってから視線をそらした。 その後、愛子は外が暗くなってきてるのに気付いて、ハッとした。 そして、携帯で時間を確認しようとしたのか、携帯を見ようとしてから、固まった。