「いえ、友達じゃありません」 俺がそう言うと、斜め後ろからチラッと見えた愛子の表情が、笑っているのに気が付いた。 あっ、こいつ……俺と逆の意味だと思ってるな? 『友達って言うほど、仲良くない』……そう言う意味だと思ってるんだろう? カチン! 「俺、愛子の彼氏です」 頭にきて嫌がらせのつもりでそう言った。 「えっ? あっ、そうなんだ、ごめんごめん」 日高が驚きながらそう言った。