「愛子が言う『嫌い』は『意地悪ばかり言うから嫌い』って意味なんだから、意地悪しないで優しくしてあげればいいだけなのに」 「今更そんな事」 「いつまでもウジウジしてると、そのうち本当に愛子が手の届かない距離まで離れちゃうぞ〜」 奈津美はそう言い残すと……。 「あーいーこー」 そう叫びながら愛子に近付き、愛子に抱きついた。 「あっ、なっちゃん、どうしたの?」 「ん〜? もちろん、愛しい愛子の温もりを感じに来たの」 そう言いながら愛子をギュッと抱き締め、奈津美は俺を見て、ニヤリと笑った。