なんだか、剛にベタ惚れされてる気がした。
『ケンカ友達モード』の時の俺様的な雰囲気はなくて、付き合い始めてから……時々、甘甘な雰囲気を感じる。
慣れない。
恥ずかしい。
でも。
嫌じゃ、ない。
「そろそろ着替えてスタンド行かないと」
恥ずかしくて、私がそう言うと、やっと剛の腕が私を解放した。
「そうだな。俺、ここで待ってるから着替えて来い」
「うん」
そう返事をしてから、私は剛の顔が見れずに、ダッシュで目の前の女子トイレに駆け込み、着替え始めた。
少し前までは、大地くんの引退試合の事で頭が一杯だったのに……今は剛の事も入り交じって、いろんな意味でドキドキしていた。

