ずっとずっと大好きな人

「今日は、なっちゃんも一緒に観戦するんだよね? 嬉しいなぁ」



私がそう言うと、なっちゃんが私の頭を『よしよし』と撫でながら、首を左右に振った。



「私はそうしたかったんだけどね〜。誰かさんが、私が自由席のチケット持ってるのを知ってて、指定席のチケット2枚購入したからね〜」



えっ? 指定席?

いつも、剛も私も観戦する時は自由席だったから、『指定席』と聞いて驚いた。



「ほ〜ら、見てごらん?」

私が少し体を離すと、なっちゃんが私の後ろの方を指差した。



ん?

振り返って見た。



剛?

ちょっと不機嫌そうな表情をしていた。