ずっとずっと大好きな人

「昔は全然愛子に気付いてもらえなくて、ウジウジイライラしてたくせに……いざ幸せ掴むと、何、その余裕な態度は?」

「うるせー、なんとでも言え、痛くも痒くもねーから。今だっておまえからの電話で『今の電話、誰? 女の子?』なんてヤキモチ妬いてくれたんだぞ?」



……ヤキモチ?

あっ、あれが、そうなの?



「まぁ、いいや、あんたはどうでもいいけど……愛子が幸せなら」



なっちゃんは剛に冷たく言い放った後、私に笑顔を向けてそう言ってくれた。



「なっちゃ~ん」



私はなっちゃんに小走りで近付き、キュッと抱き締めた。

なっちゃんも抱き締め返してくれた。