ずっとずっと大好きな人

何故かその笑顔を見て、私の心臓がちょっとずつだけど、ドキドキと鼓動が激しくなっていくのが分かった。



前に剛が私の唇に触れた指を『間接キッス』と言って、自分の唇に当てたのを思い出してしまった。



「お、おまえ、ホントばかだなぁ~。冗談に決まってんだろ? ほらっ、行くぞ!」

剛はちょっと顔を赤くしてそう言うと、私の手を引っ張って歩き出した。



なんだかんだ言っても、剛だって本当は恥ずかしいんだね。



私1人がドキドキしているんじゃない、って気がして、私は嬉しくて自然と笑顔になった。