ドキンドキンドキン…… 剛の気配が近付いて来る。 い、いよいよ、ファーストキスを……。 ……。 あれ? いつまで経っても、何も起こらず、思わず薄目を開けた。 ドキッ ほんの5cm位の距離に剛の顔があって、心臓が鳴った。 でも……。 剛は目を閉じて、何か葛藤しているようで、眉間にシワを寄せて考え込んでいる。