ずっとずっと大好きな人

えっ?

急に剛の右手の人差し指が、私の唇をキュッと押し潰すように触れた。



「分かったから……イジケたり、怒ったり、拗ねたり、百面相すんなよ。唇、尖ってんぞ」



あっ!

無意識に唇を尖らせていた事に気が付いて、慌ててギュッと引っ込めた。



すると、剛は私の唇から指を離し、クスッと笑った。

そして、その人差し指を、今度は自分の口に当てた。



ん?

『シー』って事?

何か変な音でも聞こえるの?



私が不思議に思って、ちょっと首を傾げると、剛がニヤッて笑った。