ずっとずっと大好きな人

剛が急に立ち止まった。



「おまえ、今日ボラで立ちっぱなしだったから疲れただろ? あそこに座って話そう」



ドキッ!

いつもの剛らしくない、私を気遣ったセリフに心臓が鳴った。



ど、どうしちゃったの?

剛って、こんなに優しかった?



プチ・パニックになっている間に、気が付くと剛と2人で公園のベンチに座っていた。



呆然と剛を見る私。

なんとなくぼんやりと公園の中を眺めている剛。



あっ、ずっと手を握ったままだ。

急に恥ずかしくなって、私は手を離そうと軽く引っ張ると、剛がピクッと肩を揺らしてからこっちを見た。