ずっとずっと大好きな人

「剛!」



てっきり駅で待っていると思っていた剛がベンチに座っていた。

こっちに来る気配が無いので、私は近付いた。



あれっ?



「工藤くん、どうしたの?」

回りをキョロキョロ見たけど、工藤くんの姿が無い。



「あぁ……あいつ、先に帰った」

「えっ?」

「デートの邪魔はしたくないらしい」



……。

ん?



「えーーー!!!」



一瞬、意味が分からなかったけど、急に『デート』と言う響きが頭の中に文字で現われた。