ずっとずっと大好きな人

「『いつもありがとう』とか言われてたけど……知り合いなのか?」

「『知り合い』って言うか、毎試合来るサポーターの方って、自然に顔馴染になっちゃうんだよね」

「……」



剛が黙り込んだ。

えーと。



「……ヤキモチ?」

工藤くんの言葉を真に受けて、そう言ってみた。



「んな訳あるか! 別に、『他の男に笑顔振りまいてるんじゃねーよ』とか、思ってねーからな!」



剛……私には、『そう思っていた』って聞こえるんだけど?



内心そう思っていた時。

急にコンコースがザワザワして、人が集まり始めた。