ずっとずっと大好きな人

立つと身長差があるので、私はチラッと剛を見上げた。

視線がぶつかった。



あれっ?

ど、どうしよう。

なんだか剛がちょっとだけカッコよく見えて……なんか照れくさい。



恥ずかしくなって思わず視線をそらすと、剛が抱き止めていた両手を放した。



「ば、ばーか! 今更、俺のカッコよさに気付いて、照れてんじゃねーよ! 気付くのが、おせーんだよ」



うっ。



「て、照れてなんかないもん! な、何言ってんの?」

言い当てられたのが悔しくて、私がそう言うと。



グイッ

片手で肩を抱き締められ、顔を覗き込まれた。

剛は何故だか、いつもと違って優しい笑顔で私を見ていた。