ずっとずっと大好きな人

「他の野郎どもに、おまえが可愛いと思われないように言ってただけだろ」

「……えっ? なんで?」



私が訊き返すと、ちょっと沈黙した後、耳元で『フッ』と笑い声がして……。





「愛子が可愛いのは、俺だけが知っていればいいんだよ」





ゾクッ

うわっ、うわっ、うわっ。



み、耳元で、耳元で、あ、あ、甘く囁かれる……って、現実でもあるのぉぉぉ?!

小説の世界だけだと思ってた!



ど、どうしよう。

イヤな感じじゃなくて、なんだか鳥肌立って……全身が沸騰しているみたい。