いいじゃん! 大地くんの事、好きなんだから……。 大地くんより好きな人、出来ないんだから……仕方無いじゃん。 「そんなんだから、妄想の世界に走るんじゃねーの?」 私が黙っていると、サッカーバカがそう言った。 カチン! 「『妄想』じゃなくて、『創作』だってば!」 そう、私はきぃちゃんに憧れて小説を書いていたりする。 無料のケータイ小説サイトがあるので、それにこっそり書いているけど、恥ずかしいから誰にも話していない。 それなのに……。