土曜日の朝、あたしたちは約束通り、東高まで願書を買いにいった。 「間に合ってよかった」 「だねぇ。でもまだ、先生には言ってないんでしょ? 東高を受けるって」 「うん。まだ西高ってことになってる」 駅の近くで見つけた雑貨屋に寄って、サイン帳を探すあたしたち。 卒業式の後にある公立の試験。 本当はまだ迷ってる、このまま東高を受けてもいいのかなって。