「そっか」 真由美はまだ、亜矢ちゃんと戻りたがっている。 ふたりが離れた原因はあたし。だから、その件に関しては何も言えない。でも。 「もう少し……後にしたほうがいいんじゃないかな」 ふたりが仲直りをしたら、あたしはまた、不安定な毎日を過ごすことになる。 それだけは避けたかった。 「まだ怒ってるはずだし、ほとぼりが冷めるまで待ったほうがいいと思うよ」 「……そうかなぁ」