キミといたくて ~YUI~


「校門まで一緒に帰ろう?」

放課後、クラスメイトが教室から出ていく中、かばんを持って真由美に声をかけた。

「うん、ちょっと待って。夜、勉強するから持って帰りたいの」

そう言いながら、手さげの袋に英語の教科書や辞書をしまう真由美。あたしは足もとにかばんを置きながら、ドア側を見る。

「……」

亜矢ちゃんは今日もひとりで帰るみたいだ。

そっと視線を真由美に戻した。

普通にしてるけれど、3人でいたときのような笑顔、最近は見れてない。

「ねぇ……あの朝、亜矢ちゃんになんて言われたの?」

あたしがとったイヤミな態度、聞いたりした?

それで責められたんだよね? あたしを入れたこと。

何も言わないからそれに甘えているけれど、何も言われないと真由美にまで嫌われているような気がして。

結衣のせいで亜矢と不仲になった、なんて思われてるんじゃないかって考えてしまうの。