真由美は多くを語らない。
「そっか」
お弁当箱を持って真由美の席にいるあたしは、周りの目を気にし始める。
休憩時間だけじゃなく、昼休みまで教室にいない亜矢ちゃん。誰が見ても、あきらかにケンカだと思うだろう。
特に奈美たちは、あたしが追い出したと思っているかもしれない。
それからも、亜矢ちゃんのひとり行動は続いた。
次の日も、またその次の日も、亜矢ちゃんは授業以外の時間を、別の場所で過ごしている。真由美とも一切、関わらない。
正直、いづらかった。
亜矢ちゃんに冷たくされていたときよりも、亜矢ちゃんがいないときのほうが、真由美のそばにはいづらくて。



