でも、隣で真由美ちゃんがすごく残念そうにしてるから。
「……じゃあ、日曜だけでも」
真由美ちゃんのためだと思って、もう一度、訊いてみた。すると、亜矢ちゃんは。
「無理って言ってるじゃん」
鋭い目つきであたしを睨み、声を低くしてそう返してきた。
その日は、いつも以上にしんどかった。亜矢ちゃんはずっと機嫌が悪いし、真由美ちゃんはそんな彼女をずっと気にしてた。あたしはもうどうすることもできなくて。
そして、土曜日。
「じゃあ……使わない布団、持っていくわね。後でケーキ持ってくるから、ふたりとも、それまで頑張って」
「うん、ありがとー」
「すみません。ありがとうございます」
お母さんが余った布団を抱えて、部屋から出ていく。
真由美ちゃんは、親の前だとちょっとおとなしい。だけど、ふたりになったらすぐに。
「きれいだね、お母さん!」
いつもの明るさを取り戻した。



