「えっとその、俺にさ…くれないか?」 そうか、私。 たった数分で、 水無月のたくさんの一面をみたんだ。 それに、たったの数分だけで私は 惹かれてる、水無月に。 「う、ん。いいよ?けれどね、」 「??」 「今は手元にこれしかないの。」 手元には、 水無月が置いてった箱。 ガサガサと、開けて。