妖精なアイツ



それでも舞は、それを見て見ぬフリをするだけで、美衣子の中で変化するものに、気づくことができずにいた。




―――日曜日。




ご飯を食べて…映画を見たテルオと舞は、ゲームセンターでプリクラを撮っていた。


何もかも手慣れている彼に、舞は1つ質問をする。


「テルオって、今まで付き合ってたの何人?」


何気ない一言に、テルオは一瞬で笑顔を失った。


「…1人やで」


「うそぉ?なんか手慣れてるやん」


疑いながら、からかうように笑いかける舞。


そんな彼女を、何か言いたげに見つめる彼。