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それから何があったのか、美華ちゃんは変わりだした。
可愛くなって…他の奴も美華ちゃんを気にするようになった。
どうせお前らは顔しか見てないんだろ?
昔の美華ちゃんはなんとも思ってなかったくせに…ふざけるなよ。
斗真に絡むと、彼女のことが冷めたと言われた。
所詮あいつもそこらの女と同じ。
それを聞いて、慌てて美華ちゃんのことについて釘を指した。
最近、何か仲良いし…。
まあ美華ちゃんは斗真に対して怯えてるけど。
いつ恋愛感情が生まれるかなんてわからない。
そしてまた美華ちゃんが呼び出された。
好きな人はいないって言ってたけど、不安だ。
軽く喋ってても内心焦ってて、斗真を引き摺って告白現場を覗いた。
ちゃんと断ってて一安心。
さて、このまま気付かれない内に戻るか…。
そう、思っていたのに。
斗真なんか嫌いだあああ!
美華ちゃんに迫ってんなよ!
それに勝手にそのこと話したら和泉さんに殺されるぞ!?
俺は助けらんねぇからな!?


