―☆―☆―☆―☆―☆―☆―☆―☆― ふふっ、よかった。 草の陰に隠れながら、 川岸で幸せそうに抱き合う、理央としゅーちゃん。 そんな二人を、私はホッとしたような、淋しいような、嬉しいような……そんな複雑な気持ちを抱えながら静かに見ていた。 理央もしゅーちゃんも素直じゃないんだから。 やっと落ち着くところに落ち着いた2人を遠巻きに見ながら、私はクスッと一人で微笑む。