またくだらないことで笑いあって、しばらく雑談していると



「ご注文は何になさいますか?」



店員さんが私たちのテーブルに注文を聞きに来た。




「えーっとAランチとコーヒー。
アンタはどうすんの?」


「あ、じゃあ私はBランチとオレンジジュース。」


「はい、AランチとBランチをお一つずつ。
コーヒーとオレンジジュースでよろしいですか?」


「えぇ。飲み物は食後にお願いしますね。」


「かしこまりました。」




注文を終了すると
店員さんはにこやかに厨房へと消えていく。





そんな彼女を見送りながら、理央は呆れたようにククッと笑う。





「なぁに?」

「ううん、ちょっと面白いなとおもってさぁ。」




そう言って。
理央は笑いながらカバンの中からタバコを取り出し、シュボッとカッコよく火をつける。





「胃はキモチ悪いわ、すっぱいものが飲みたいわ……。
あんたまるで妊婦みたいよ??」