「すんませんね、菘さん。コイツ育ちが育ちなんで金銭感覚ゼロなんすよ。ちゃんと手頃な価格のホテルとかいっぱいありますから。良かったら案内しますよ?」 えっ? いいの太陽くん!? 私、方向音痴だからそれスッゴく助かるんだけどっ! 「全然オッケーすよ。俺らどーせこのあとヒマなんで。あ、でも菘さん、友達に会うとか言ってなかったッスか?」 えっ? 友達? ああ…。 そういえばそんなウソついちゃってたわね。