あれ?
つか、ちょっと待ってよ私。
なんで私、傷ついてんの?
何やってんの私。
最初っから知ってたじゃん。
世界が違うことくらい。
忘れるって決めたじゃん。
何してんだか私は。
リンに私は相応しくないことくらい、そばになんかいられないくらい、わかってたハズなのに。
なんで私、それが悔しいだなんて思ってんの?
バカじゃない…私…。
ただただ、ステージに立つリンを見てた。
ライブの内容なんか頭に入らないままいつの間にかリンは姿を消していた。
私、絶対ノリ悪い客だったろうな…。
いいんだ。
最後だし。
最後にするんだから。
もう忘れるんだ。
リンの姿を目に焼き付けたんだから。
あの日のことは忘れよう。


