後悔…か。




確かに他人から見れば夢物語のような恋よね。






アイドルを好きになるなんて。







だけど、そんな線引きするのはもうやめた。







だって私は、そんなリンを、アイドルのリンを好きになったのだから。







後悔なんてするわけない。










「でもまぁ、次そんな有名女優さんなんかと熱愛報道が出たらその時は幻滅しちゃうかもね」



「もうさせねーよ。んなこと」



「……うん」







信じてる――。







その言葉の代わりに私からリンにキスをした。