アイドルな彼との恋語


「うーん!おいしかったー!」






屈託のない笑顔でそう言われると作り手としてはとても嬉しい。






メンバーの分も一応作っておけばよかったかな。









「いいよいいよー。どーせみんな外食してくるし」






でもちゃっかりリンの分は作ってあるんだけどね…。











「……ねぇ、葦名くん。ちょっと聞いてもいい?」



「ん?何々?」



「さっきね、葦名くん、リンを変えた人が私だって言ってたじゃない?それってどういう意味?」



「んー。どういう意味も何もそのままの意味だよ」



「そのまま…?」



「うん。菘さんは知らないと思うけど、ちょっと前までの林って、すごく完璧にこだわる人間だったんだ。
ずっと〝完璧な音楽〟っていうものを追い求めてた。
ライブでちょっとミスっただけでも超叱られたんだよー!ひどいよね!超暴君だよね!」








そうだったんだ…。




そういえば前に完璧がどうのこうのって言ってた気がする。