……などと言っても多分逃れられそうにないので。 「…わかったわよ」 私が折れることにした。 17歳の子ども相手にむきになっても仕方ないしね。 「じゃあ、ちょっと待ってて。私五右衛門のこと…」 「何してんだよ。さっさとあんたん家教えろよ」 いやいやいや!! 何で付いて来る気でいるのよあなた!! 「俺をこんなとこに待たせておく気かよ。それに、あんたその格好で街ん中歩く気じゃねーだろうな?」 悪かったわね、ジャージにパーカーで。 犬の散歩するだけでそんな着飾らないっての。