「ま、見せたいもんはこの公園の中にあるもんなんだけどな」 「え…?」 リンに手を引かれながら公園の中を歩く。 古い石段を上った小高い丘、そこには一つの石碑と木で出来た立札が建っていた。 石碑は所々朽ちて剥がれ落ちている。 それだけでその石碑が何十年、いえ、何百年も前からここにあるのだと見てわかる。 けれど、石碑に彫られている名前はまだ読み取れた。 彫られていた名は〝森良 五右衛門〟。 隣にある立札にはその人が生きた年数と数々の功績が簡易的に記されていた。 てか森良 五右衛門て…!!