龍馬、時々女子高生。

「あ、そうだコレあげる。さっき自販機で買ったら、クジ当たったんだ」

両手に持ってた抹茶ミルクを、龍馬に1つあげた。

「えーアレ当たったの?すごい、ありがとう」

さっきの切なさはどこかへ消えて、ニッコリ笑う龍馬。

うーむ、やっぱりカワイイ。

「女の子は笑顔で人を和ませる事が出来るんだよ」

「…そこまでなりきるか?和ますねぇ…そんなの考えた事もなかったよ」


「意識せずにやる。これまた、すごい事でしょ」


「…それよりね」

「ん、何?」


龍馬の顔が真剣になっている。