どんなに私が想っても大塚は結衣を好きなままで、いつまでも一方通行のハート矢印が二本。 それでも、頑張ればいつか私を見てくれるんじゃないかって勘違いしたくなるのは、 自分がクラスメートで一番身近な女子だからだ。 明日は無理でも半年後には、好きになってくれるんじゃないかと。 小さな夢を見てしまうピュアさが、まあなんて綺麗なんでしょう。 こんな風に私の性格を乙女チックに変えたのは、大塚。 切ない涙を堪えられるのは、まだ諦めたくないという気持ちが強いからだ。