今日は比較的早く帰ってきたな。 まぁ、あの女が煩かったからさっさと逃げてきたんだけど。 酒には弱くない筈だけど、頭が重い。 体もだるい。 一回寝るか。 恐らく帰って来ないであろう俺のために、今日もご丁寧に褥が準備されてる筈。 俺は自分の部屋の襖を開けた。 「きゃあっ!」 そしたら、ドスンって鈍い音がして─── 見たこともない格好をした『女』が降ってきた。