「他の女の子からチョコもらった…?」
あたしは恐る恐る聞いてみる。
まぁ答えは分かってるけど…
「貰ってないよ。」
えっ!?
あたしは耳を疑った。
「ホ、ホント!?」
「あぁ。正確に言えば、受け取らなかったんだけどさ」
戸田さんは苦笑いをした。
やっぱりあげようとしてた子はいたんだ…
だって戸田さん、特殊捜査課だけじゃなくて他の部署にもかなり人気あるんだもん。
戸田さんのこと好きな人なんてかなりいるだろうし…
「水樹以外の女からチョコなんて受け取るわけねーだろ。俺には水樹だけなんだし」
「戸田さん……」
戸田さんは優しく微笑んでくれた。
そしてゆっくり唇が重なった。

