まだまだ。

今までは、前半戦みたいなものだ。

試合が動くのは後半戦からですよ。

大体、朝とかにもらってもこちらとしてもイマイチ頭が働いていないから、リアクションが取りづらいという難点がある。

だから、気温の上昇と共に体と心に余裕のできる昼休みあたりが再びチャンス到来だろう。

とりあえず、昼まではじっくり耐えて忍ぶ。

喜びを全身でアピールするためには、極力無駄な体力は温存しとかないと。

なので、お休みなさい。

………。



「―で、なんでコイツは授業中にこんなに堂々と寝てるの?」

「まっつん。なんか昼休みまで、起こすなって言ってたけどな。」

「なんで?」

「さあ~。体力温存してるらしいよ。」

「ふ~ん。まあ、いいか。」