----翌日----


「優衣。おはよぉ。」


「亜優おはよう!」


 そういいながら優衣があたしの席にきた。


 あたしは、早速優衣に部活のことを聞いてみた。


「優衣~。優衣は何部はいるの?」


 すると優衣は、


「あたしはマネにしようかなって思ってるんだけど・・・亜優は?」


「わぁ~一緒だ!あたしもマネ希望!」


 あたしはすぐ次の質問をした。


「何部のマネ?」


 優衣はあたしが聞くのを待ってたかのように満面の笑みでこう言った。


「サッカー部!!」


 なんでサッカー部にするんだろう・・・?もしかして・・・


「サッカー部に好きな人がいるから?」


 あたしがこう聞くと優衣の顔が真っ赤になった。あ~だから彼氏作ってなかったんだ。


「うん・・・。」


 優衣は正直に言ってくれた。


「で、誰?」


 やっぱりこの質問はするでしょ。すると優衣は、


「しゅ・・しゅ・・・俊也!」


 と、あたしの耳元で答えた。って


「えぇぇぇぇぇぇぇぇ俊也ぁ!!???????」


「亜優!」


「あっ・・・///」


 あたしはでかい声で言ってしまっていて、みんなに注目を浴びていた。


 あ、俊也とは優衣の幼馴染で直樹に負けないぐらいスタイル、顔が抜群にかっこいいのだ。でも性格が・・・ちょっと。だからあたしは苦手なんだけど・・・。


「なんで俊也なの!?」


 あたしは優衣にだけ聞こえるように聞いた。すると優衣は恥ずかしそうに、好きになった理由を教えてくれた。


「あたしが・・・彼氏に浮気されてることがショックで、立ち直れなかったときに俊也がなぐさめてくれて、いつも意地悪なアイツがすごく優しくて・・・///好きになっちゃった・・・///」


 アイツが優しくなるんだ!と驚きながらもあたしはこう言った。