ぼわっ


 あたしでも分かった。あたしの顔が一瞬で顔が赤くなっていったのを。あたしは恥ずかしくて下を向いた。


 すると、上から直樹の声がした。


「あ~今日俺こんなこと言いに来たんじゃなかった。お前部活どうするんだよ?」


 あ!そーだったもうすぐ部活決めなくちゃいけなかったんだ。


 あたしは迷わずこう言った。


「そりゃぁマネージャーだよ♪」


 あたしの小さな夢だったマネージャーになること。


 だってだってぇマネージャーって青春じゃん!?


「何部の?」


 そう直樹が訪ねてきた。


 あ~まだその辺決めてないなぁ。


「まだその辺は決めてない。」


「おお。そうか。じゃぁ男バス(バスケ)部のマネ(マネージャー)なれ。」


 はぁ??いきなり命令!?てかなんで男バス?もしかして・・・


「直樹が入る部活って男バス?」


「ああ。そうだけど?」


 やっぱりーってことはあたしに男バスのマネになってほしいってことか・・・。


 ちょっといじめちゃお♪


 あたしはなぜか、頭の片隅にあるS力が出てきた。


「あたしに男バスのマネなってほしいんだぁ~?人にお願い事するときはなんて言うのぉ~?」


「・・・っ///」