ソファーの下に座る真希。 あたしと日向は、テーブルを挟んでその向かい側に並んで座る。 「あの……ね、真希」 「すごい………」 「……………へ?」 無表情なままの口から、意外な一言。 真希の目はなぜかキラキラしてる。 「ま……真希?」 どうしたんだって感じで日向はあたしをみた。 いやいや、あたしこそどうしたんだだよ。 「奈央っ!!」 「はいっ……!?」 いきなり立ち上がる真希にあたしも日向も、一瞬ビクリと跳ね上がる。