口がポカーンと開いたままのあたし………。 だって、これってヤバくないですか? 「奈央〜?……って、ママから着信入ってるし。ごめん奈央。ちょっと待ってて」 「……へ、あ、うん」 そう言った真希は、電柱の影にいって電話をかけ始めた。 少し離れたマンションの入り口で、突っ立ったままのあたし。 え、コレって……え? 頭の中がグルグルなんだけど………。 その時。