まさか、日向の友達だったなんて………やっぱりビックリしてしまうわけで。
「ま、とりあえず中入れ」
「おじゃましまーすっ」
「あ、どうぞ……」
ペコッと頭を下げて部屋に入ってく彼は、やっぱり本物の南和也。
「ほぇー……」
「なに見とれてんだよ」
「えっ」
南さんの後ろ姿をずっと見つめていたあたしに、後ろから日向の声。
「だって、日向があんな人と友達なんて初めて聞いた」
「そだっけ?」
「そーだよ!! もう、スゴいビックリした〜」
と言ってほっぺをふくらますと。
「ぷっ、そんな怒んなよ♪かーわい」
と言って不意打ちにチュッとあたしにキスを落とす。
「………っ///」


