「瑠依くんっ……あの、あたし」
「修学旅行、私服で良かったよね〜。制服じゃ入れなかったし」
「だからっ、高校生がこんなとこ来ちゃダメだって……」
「だって奈央ちゃん処女じゃないでしょ?」
「………っ////」
この人はそんな涼しい顔でなんてことをっ!! ていうか理由になってないしっ。
「とっ、とにかく! 早く出よっ」
そう言ってあたしはドアの方に向かう。
すると、ベットにねっころがっていた瑠依くんに、ぱしっと腕をつかまれて……。
「わゎっ……!」
その拍子でバランスをくずしてしまった。
倒れこんだ先は……ベッドの上にいる瑠依くんの胸の中。


