「っえ!? るっ、るるる瑠依くんっ……!?」
驚きを隠せない顔で、隣にいる瑠依くんを見上げる。
「ここじゃ嫌? ちょっと派手だもんね〜違うとこ探す?」
いやいやっ、そうゆう問題じゃなくてっ……。
慌てるあたしを引っ張って、瑠依くんは普通に中へ……。
慣れたような手つきで部屋を選んで、口が開いたままのあたしを引き連れていく。
二〇五号室とかかれたプレートの下がった、二階の部屋。
入ると、あたしが想像してたのより、けっこう落ち着いた部屋だった。
ラブホって、もうちょっとエロい感じなのかなって………じゃなくて!


